RoHS分析の手法と今後

RoHS分析とは、RoHSに基づき、電気・電子機器内の6つの有害物質(鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭素化ビフェニル、ポリ臭素化ジフェニルエーテル)が許容濃度以下であるかどうか分析することです。

分析方法として、IEC(国際電気標準会議)によってIEC62321という規格が定められています。RoHSに準拠するには、このIEC62321に従って分析する必要があります。

RoHSにおける各有害物質の許容濃度は以下の通りです。

・カドミウム:100ppm以内・鉛、水銀、六価クロム、ポリ臭素化ビフェニル(PBB)、
ポリ臭素化ジフェニルエーテル(PBDE):それぞれ1000ppm以内RoHS分析には、大きく分けて2種類あります。1つはスクリーニング分析で、対象物質の有無を速く判定します。

もう1つは精密分析で、対象物質の濃度を測定します。

スクリーニング分析で対象物質が基準値付近の値が出れば、精密分析を行います。2種のRoHS分析には、次の手法が用いられています。

・スクリーニング分析:蛍光X線分析法、熱脱着-GC/MS分析法・精密分析:ICP発光分光分析法、吸光光度法、イオンクロマトグラフ法、溶媒抽出GC/MS分析法2015年に対象となる物質が4種(フタル酸ビス、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブチル)追加され、2019年7月22日から含有規制が発効することになりました。

許容濃度はそれぞれ1000ppm以内で、新たに加熱脱離イオン化質量分析法が必要になり、各企業にも大きな影響がありそうです。

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