RoHS10物質とは

RoHS物質とは、EU議会で定められた、電気製品、電子製品に利用することを禁止した有害物質のことです。

2006年から鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、PBB、PBDEを利用した製品の販売を原則禁止しており、これらをRoHS6と呼んでいました。しかし最近になって汎用性可塑剤として優れた性能を持つとされるフタル酸エステル類4物質についても発がん性などがあるという警告がなされるようになりました。これを受けて2015年にはこれら4物質もRoHSに追加されることが決定しました。

従来の6物質をあわせて10物質となるためRoHS10物質と呼ばれるようになっています。EU域内での制限として公表されていますが、人体や環境への害があるため、実質的に世界的な規制として扱われています。フタル酸エステル類も制限するRoHS10物質を含む製品の販売が原則禁止されるのは2019年7月からと目前に迫っており、今後電子機器を取り扱う企業では、従来のRoHS6だけでなくRoHS10物質を製品に使用していないことを証明する義務を負うことになります。

そのため、現在各企業は制限が発効される前に対応を完了できるよう準備を進めていますが、フタル酸エステル類は従来の制限物質以上に物質同士の接触による移行(コンタミネーション)が起こり易い性質を持っているため、その取扱いの難度は高くなっています。そのため、RoHS10物質の分析についても認証を獲得している研究機関との早期の協調が必要となってきています。

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