RoHS10物質の不使用管理について

RoHS指令と言うのは電気・電子機器に含まれる特定の危険物質の使用を禁止するヨーロッパ連合が定めた法令の事です。

この指令は電気・電子製品の生産から最終処分に至るまでの全ての段階で、環境や人の健康に及ぼす危険性をミニマムにする事を目的として定められました。現在このRoHS指令で規定されている物質は10物質あり、RoHS10物質と一般的に呼ばれています。この10物質は鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、プリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテル、フタル酸ジニエチルへキシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジイソブチルの10物質です。

このRoHS10物質を含有していると、ヨーロッパへの輸出が出来なくなると共に、日本の規制にも抵触するため、日本の電気・電子機器メーカーは製品にこうした物質を使用しない様に徹底しています。開発設計段階で排除すると共に、購入先メーカーに対しても購入部材にRoHS10物質を含まない事を保証する体制の構築を求めています。RoHS10物質の不使用を徹底するためには、10物質の含有量を正確に分析・測定する事が必要です。

この為、電気・電子機器メーカーや部材メーカーでは自社で分析機器を導入して管理したり、専門業者に依頼して分析してもらい管理しているのです。開発設計段階のみならず、実際に生産されるロット毎に、混入等が無いかを分析・管理する事は企業にとって大きな負担ですが、環境保護や人体への影響を排除するため、こうした努力を行っている事を知るのも大切な事と言えるでしょう。

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